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カメラ用のSDカードを選ぼうとすると、意外と迷います。
64GBで足りるのか。
128GBや256GBを選んだ方がいいのか。
UHS-I、UHS-II、V30、V60、V90は何を見ればいいのか。
microSDを変換アダプターに入れて使ってもいいのか。
SDカードは小さな道具ですが、撮った写真や動画を最初に記録する大事な場所です。
僕自身、性能の低いSDカードを使っていて、高画素機や連写撮影でカメラ側の処理が追いつきにくいと感じたことがあります。
この記事では、ミラーレスカメラや一眼レフカメラでRAW撮影をする人向けに、SDカードの容量・速度・選び方を整理します。
先に結論:RAW撮影なら128GBを基準に考える
先に選び方だけまとめると、こんな感じです。
| 使い方 | 容量の目安 | 速度・規格の目安 |
|---|---|---|
| JPEG中心 | 64GB〜128GB | UHS-Iでも十分なことが多い |
| RAW撮影中心 | 128GB | 書き込み60MB/s前後以上 |
| 高画素RAW・RAW+JPEG | 128GB〜256GB | 書き込み90MB/s以上が安心 |
| ライブ・野鳥・スポーツなどの連写撮影 | 256GB以上 | 高速UHS-II、CFexpressも確認 |
| フルHD動画 | 128GB〜256GB | V30目安 |
| 4K動画 | 256GB以上 | V30〜V60目安 |
| 高画質4K・RAW動画・8K | 256GB以上 | V60/V90、CFexpressも確認 |
RAW撮影をするなら、まずは128GBを基準にすると選びやすいです。
撮影枚数が少ない人なら64GBでも足りる場面があります。
高画素機や連写撮影、4K動画も使う人は256GB以上を見ておくと安心です。
また、リスク分散を考えるなら、64GBや128GBを複数枚に分ける方法もあります。
1枚の大容量カードに全部入れるより、万が一カードに不具合が出たときの被害を小さくできます。
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高性能なSDカードを買わなくてもいい人
次のような人は、無理に高価なSDカードを選ばなくても大丈夫です。
- JPEGだけで撮る人
- 動画をほとんど撮らない人
- 連写撮影をあまり使わない人
- 古いカメラやUHS-II非対応カメラを使っている人
- 予備用として安価なカードを探している人
JPEGだけで撮る場合は、RAWよりも1枚あたりのデータ量が小さくなります。
そのため、容量も速度も、RAW撮影ほどシビアに考えなくていい場面が多いです。
ただし、安ければ何でもいいというわけではありません。
聞いたことのない激安品より、信頼できるメーカーの安価なSDカードを選ぶ方が安心です。
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容量は「画素数」と「1日の撮影枚数」で考える
SDカードの容量は、カメラの画素数と1日の撮影枚数で変わります。
同じ64GBでも、24MPクラスのカメラと1億画素クラスのカメラでは、余裕の感じ方がかなり違います。
RAW撮影を前提に、少し余裕を見て考えるなら目安はこのくらいです。
| 1日の撮影枚数 | 24MP前後 | 33MP前後 | 48MP前後 | 1億画素前後 |
|---|---|---|---|---|
| 100枚くらい | 64GB | 64GB | 64GB | 64GBでも現実的 |
| 300枚くらい | 64GB | 64GB〜128GB | 128GB | 128GBが安心 |
| 500枚くらい | 128GB | 128GB | 128GB〜256GB | 256GB |
| 1,000枚くらい | 128GB〜256GB | 256GB | 256GB以上 | 512GB、または複数枚 |
| 1,000枚以上 | 256GB以上 | 256GB以上 | 512GB以上 | 512GB以上、または複数枚 |
これは絶対の基準ではありません。
RAWの圧縮方式、RAW+JPEG記録、被写体、カメラ内処理、動画撮影の有無によって必要な容量は変わります。
たとえばFUJIFILM GFX100RFの公式目安では、64GBカードにRAW非圧縮で約300枚、ロスレス圧縮RAWで約590枚、圧縮RAWで約880枚記録できるとされています。GFX100RFは約1億200万画素のカメラです。(fujifilm-dsc.com)
つまり、1億画素クラスでも、撮影枚数が少ない日なら64GBで足りる場面はあります。
僕の場合、風景やスナップのようにゆっくり撮る日は64GBで足りることもあります。
ただ、旅行やイベントで枚数が増えたり、RAW+JPEGで記録したりするなら、128GB以上を選んだ方が安心です。
迷ったら、RAW撮影では128GB。
高画素機や撮影枚数が多い人は256GB。
このくらいで考えると分かりやすいです。
書き込み速度はどれくらい必要?
SDカードの商品ページでは「読み出し速度」が大きく表示されがちです。
読み出し速度は、パソコンに写真を取り込むときに関係します。
一方で、撮影中に大事なのは、カメラがSDカードへ記録する 書き込み速度 です。
目安はこのくらいです。
| 使い方 | 書き込み速度の目安 |
|---|---|
| JPEG中心 | そこまで高速でなくても可 |
| RAW撮影中心 | 最大書き込み60MB/s前後以上 |
| 高画素RAW・RAW+JPEG | 最大書き込み90MB/s以上が安心 |
| 連写撮影を多用 | 90MB/s以上、できれば高速UHS-II |
| 4K動画 | V30以上 |
| 高画質4K | V60以上 |
| 8K・RAW動画・本格連写 | V90、またはCFexpressも確認 |
性能の低いSDカードで困りやすいのは、高画素RAW、RAW+JPEG、連写撮影、カメラ内補正、動画撮影などです。
このあたりは、カメラからSDカードへ記録するデータ量が増えます。
その結果、撮影のテンポが落ちたり、連写撮影で詰まりやすくなったりします。
RAW撮影をする人や高画素機を使う人は、容量だけでなく書き込み速度も確認しておきたいところです。
動画を撮るならフルHDか4Kかで考える
動画は、写真よりも容量を使います。
初心者のうちは「ビットレート」と言われても分かりにくいので、まずはフルHDなのか、4Kなのかで考えると判断しやすいです。
| 撮影設定の目安 | 128GBで撮れる目安 | 256GBで撮れる目安 |
|---|---|---|
| フルHD・軽めの設定 | 約5〜10時間 | 約10〜20時間 |
| フルHD・高画質設定 | 約3〜5時間 | 約6〜10時間 |
| 4K・標準的な設定 | 約2〜3時間 | 約4〜6時間 |
| 4K・高画質設定 | 約1〜1.5時間 | 約2〜3時間 |
| 4K・かなり重い設定 | 約30分〜1時間 | 約1〜2時間 |
| 8KやRAW動画 | カメラの推奨カードを確認 | CFexpressも候補 |
これはざっくりした目安です。
実際の撮影時間は、カメラの設定、フレームレート、圧縮方式、音声、ファイル形式で変わります。
フルHDを少し撮るくらいなら128GBでも足りやすいです。
4K動画をよく撮る人や、高画質設定で撮る人は256GB以上を見ておいた方が安心です。
また、動画ではV30、V60、V90という表示も見ておきたいです。
SD Associationでは、Video Speed ClassとしてV30、V60、V90などが定義されています。V30、V60、V90は、それぞれ最低30MB/s、60MB/s、90MB/sのように継続的な書き込み性能を見る目安になります。(SD Association)
| 表示 | 見方 |
|---|---|
| V30 | 4K動画の基本候補 |
| V60 | 高画質4K向け |
| V90 | より重い動画・高性能機向け |
動画を撮る人は、容量だけでなく、カメラの推奨カードも確認しておきましょう。
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microSDを変換アダプターで使うのはあり?
microSDカードは、SDカード変換アダプターを使えば、通常サイズのSDカードスロットに入れられます。
スマホ、アクションカメラ、ドローン、ゲーム機などで使っているmicroSDを、パソコンや一部のカメラで読み込みたいときには便利です。
ただし、カメラ用として最初から選ぶなら、基本は通常サイズのSDカードを選んだ方が安心です。
変換アダプターは、microSDカードの性能を上げる道具ではありません。
microSDカードの書き込み速度が遅ければ、アダプターに入れても速くなるわけではありません。
また、microSD本体とアダプターの接点が増えるので、大事な撮影や長時間の動画撮影では少し気を使います。
スマホ、アクションカメラ、ドローン、ゲーム機ならmicroSD。
ミラーレスカメラや一眼カメラでRAW写真や動画をしっかり撮るなら、通常サイズのSDカード。
このように分けて考えると分かりやすいです。
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CFexpressはSDカードとは別物
一部の高性能カメラでは、SDカードではなくCFexpressカードを使うことがあります。
CFexpressは、高速連写撮影、高ビットレート動画、8K動画、RAW動画などで使われることがある高速な記録メディアです。
ただし、すべての人に必要なものではありません。
CFexpressにはType AやType Bがあり、カメラによって対応する種類が違います。
さらに、専用のカードリーダーが必要になることもあります。
普通のSDカード対応カメラならSDカード。
スマホやアクションカメラならmicroSD。
CFexpress対応カメラならCFexpress。
まずは、自分のカメラが何に対応しているかを確認しましょう。
SDカードは消耗品。複数枚運用と管理も大事
SDカードは、ずっと安全に使い続けられるものではありません。
抜き差しを繰り返す。
撮影と削除を繰り返す。
カメラやパソコンで何度も読み書きする。
持ち運ぶ。
こういう使い方をするので、ある程度は消耗品として考えた方がいいと思います。
特に、旅行、仕事の撮影、家族のイベント、撮り直しがきかない場面では、古いカードだけに頼るのは少し怖いです。
リスク分散を考えるなら、64GBや128GBを複数枚に分ける方法もあります。
ただし、カードが増えると管理も必要です。
SDカード本体にシールを貼って番号管理する方法もありますが、個人的にはあまりおすすめしません。
シールが剥がれたり、糊やカスが残ったりすると、カメラやカードスロット内でトラブルになる可能性があります。
管理するなら、カード本体よりもカードケース側で分ける方が安心です。
- ケースに番号を書く
- 使用前と使用後で入れる向きを変える
- メイン用、予備用、動画用でケースを分ける
- 撮影後は早めに外付けSSDやHDDへ移す
SDカードは撮影用の一時的な保存場所です。
撮影後の写真や動画は、外付けSSDやHDDに移して管理した方が安心です。
作業用として外付けSSDを使う考え方は、こちらの記事で詳しく整理しています。
【写真や動画の保存に外付けSSDは必要?容量・使い方・選び方を整理】
このくらいでも、撮影後の不安はかなり減ります。
安すぎるSDカードには注意したい
SDカードは、同じ容量でも価格差があります。
安いものを選びたくなる気持ちは分かります。
ただ、写真や動画はあとから撮り直せないものもあります。
見るポイントは、このあたりです。
- メーカー名
- 容量
- 書き込み速度
- UHS-I / UHS-II
- V30 / V60 / V90
- 保証の有無
- レビュー数
- 販売元
僕なら、SanDisk、Lexar、ProGrade Digital、Sony、KIOXIAなど、ある程度名前を聞いたことのあるメーカーから選びます。
有名メーカーなら絶対に壊れない、というわけではありません。
それでも、大事な写真や動画を記録する入り口なので、価格だけで選びすぎない方が安心です。
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まとめ:RAW撮影なら128GB。連写撮影や動画なら256GB以上も候補
SDカードは、容量と書き込み速度を分けて考えると選びやすくなります。
JPEGだけで撮る人なら、64GB〜128GBの安価なカードでも足りることが多いです。
RAW撮影をするなら、まずは128GBを基準にする。
高画素機やRAW+JPEGで撮る人は128GB〜256GB。
ライブ、野鳥、スポーツなどで連写撮影を多用する人は256GB以上。
4K動画をよく撮る人も256GB以上を見ておきたいところです。
また、リスク分散を考えるなら、64GBや128GBを複数枚に分ける方法もあります。
microSDはスマホやアクションカメラ向け。
CFexpressは高速連写撮影や高画質動画向け。
ミラーレスカメラや一眼カメラでRAW写真を撮るなら、基本は通常サイズのSDカードを選ぶのが分かりやすいです。
迷ったら、まずは信頼できるメーカーの128GB。
撮影枚数が多い人、連写撮影や動画も使う人は256GB以上。
最初はこのくらいの考え方で十分だと思います。
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